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2009年08月11日

ギランバレー症候群発症率は人口10万人当たり1〜2人と少ない様に思うが
2000人もの患者さんがおられる。
ギランバレー症候群の原因はいくつかあるが、
約30%が最近急増しているカンピロバクター食中毒に関連していると考えられている。

カンピロバクター食中毒は、鶏刺しやレバ刺しなど肉を生食することで発症。
カンピロバクター菌はもともと、鶏などの家畜の腸管の約半数に生息しているので、
加熱調理をしないで生で食べれば、発症する可能性は少なからずある。
しかも、カンピロバクター菌は、菌数が少なくても食中毒を発症するのが特徴なので、
従来から言われている食中毒予防の三原則
「菌をつけない、増やさない、殺す」の「増やさない」が通用しない。
つまり、鶏刺しやレバ刺しなどの肉を生食することが、ギランバレー症候群の発症につながる可能性がある。
「新鮮だから」は通用しないのです。
日常において、カンピロバクター食中毒については想像できても、
滅多にない難病のことまでは想像できないという方も多いと思われる。

1997年、ある飲食店で鶏刺しを食べたことからカンピロバクター食中毒となり、
その後ギランバレー症候群を発症し、四肢麻痺の後遺症が残った女性客に対して、
裁判所はその飲食店に3800万円の損害賠償金を支払うよう命じたケースがあった。
医療過誤事件の医師のように、飲食店が責任を問われた。

飲食店でいったん食中毒事件が発生すれば、営業停止などの行政処分により、
営業的な損失はもちろんこと、それまで築いてきた店の信用やのれんにも傷がつく。
その上、後遺症への損害賠償まで支払えば、店も立ち行かなくなってしまう。
店が肉の生食料理を提供するということは、それほど覚悟が必要だと考える。
(日経レストランさんの記事を一部転用させて頂きました)

大原麗子さん。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

投稿者 hino : 2009年08月11日 16:37